週刊essay をご覧の皆様、はじめまして!
第108話から第111話までの担当者紹介!
私は外資系エアラインでFAを始めて3年目になります、Sと申します。
現在は外地ベースであくせく(?)働いております。
世界的に荒れ模様が続いておりますが、このessayで少しでも皆さんの
不安を和らげ、晴れ間が広がることを祈りつつ、書いていこうと思っております。
なんだかドラマのコピーのような自己紹介になってしまいましたが、本当の気持ちです!
それではしばらくの間お付き合いくださいませ m(_ _)mぺコリ。
第108話 「私のVIP」 - 10 Apr .2003-
私は飛び始めて3年目になりますが、毎回のフライト時には
いつも寝坊の私も、ナゼか目覚ましが鳴る前に緊張で目が覚めます。
無事、フライトを終えた後はボーッとしすぎてはにわになっています。
そんな緊張の渦の中での私のフライトですが、緊張を忘れさせてくれる、
特別に大好きなお客様に出会うことがあります。
一人目は赤ちゃんです。私の会社は外資系なので、生まれて数ヶ月の
赤ちゃんを実家のご両親にお披露目に行く、国際結婚のご夫婦に
お会いする機会がよくあります。
赤ちゃんのいるフライトでは、Baby Cradleという赤ちゃん用のベッドを、
ご両親の座席正面の壁に、しっかりと備え付けます。
それにはかわいいお布団と枕もついています。
双子の赤ちゃんの時はお隣同士、並んでつけます。
離陸前にはご両親にお子様用救命衣と、お子様用ベルト
(大人のベルトに通し、赤ちゃんを抱っこした形で使用するので
カンガルーベルトと呼んでいます)の使い方を説明します。
その後、サービスが終わって一段落したら、話し掛けたり触ったり、
時々写真も一緒に撮ったりします。 まだ無垢な赤ちゃんと幸せそうな
ご両親を見ていると、とっても和みます。
また、ちょっと大きくなったお子様にも楽しませてもらいます。
ある女の子は、日本語を喋るだけでなく、3ヶ国語がペラペラだったので、
私とも現地クルーとも遊ぶことができ、その間お母様はしばしの休息が
とれたと喜んでおり、若いうちから親孝行な女の子でした。
また、ある女の子には「プレゼントあげる」と、きれいに包んだ
消しゴムをもらったり(大事に持っています)、鶴を折ってくれたり。
中には食後、日本行きのフライトで「あ、もう日本時間は夜だから寝なきゃ」
というしっかり者もいました。
2人目のかわいいお客様は、お客様のペットです。
私の住んでいる国は、お年寄りや、はたまたモヒカンでファンキーなお兄さんも、
飼い主とよく似た犬を連れています。 ケージと合わせて8kgまでなら、
”Pet In Cabin”として安心して一緒に旅ができます。
初めての出会いは犬のトミーちゃん。
長旅でも静かで愛嬌も良く、まるで飼い主のご夫婦の実の娘のようでした。
それから珍しく、ウサギのラビ太郎君。
私がずっとくっついていても怒りもせず、寡黙でした。
ギリギリ8kgのにゃんこ先生は、名前が横文字で覚えられませんでしたが、
騒がないよう、お医者様に軽いお薬をもらっていて、眠たそうでした。
最近では、ケージではなく、毛布をかぶせたカゴをお持ちの
Pet in Cabin のお客様に中身を尋ねると、なんと!出てきたのは
今、人気のロングチワワのジャン君とチワワのマリアちゃん!
まだ4ヶ月とのこと。 2匹合わせても2.5kg。隣でずっとぐずっていた男の子も、
2匹を見なり満面の笑顔になりました。
もちろん、動物が苦手な方もいらっしゃるので外には出しませんが、
その存在を知った周りには、なんとも言えない柔らかい一体感があります。
そんなSpecial癒し系PAX、もとい、癒し系FAを目指し、
今日も修行のフライトへと飛ぶ私なのでした☆
*PAX = お客さん
第109話
「第2話」
- 17 Apr .2003-
なんとか2回目に突入いたしました!
・・・お知らせ・・!
週刊エッセイをお楽しみの皆様へ 第一作 「社員割引」
- 24 Apr .2003-
「航空会社に就職すると飛行機はただになるの?」 第二作 「労働者組合」
- 1 May .2003-
労働者組合は会社(資本家)とその従業員(労働者) 第三作 「機内サービスへの提案」
- 8 May .2003-
飛行機というのは他の交通機関と比較すると 第四作 「機内でのこぼれ話」
- 15 May .2003-
機内では様々なお客様に遭遇します。
・・ では、再びSさんの登場です・・
無事PCの修理完了となりましたので、 第110話 「イタリア旅行」
- 23 May .2003-
あっという間に桜のシーズンが終わってしまいましたが、
第111話 「そして最終章へ・・」
- 30 May .2003-
とうとう、最後の回になりました。 PS
皆さん、こんにちは。 はじめにお詫びがございます。 「フライトレポート
-SINGAPORE 編-
」
- 5 Jun .2003-
ここ数ヶ月、航空業界はSARSの影響で定期便の運休や減便 ------------------------------- 次回は香港レポートです! 「フライトレポート
-HONG KONG 編-
」
- 12 Jun .2003-
2003年6月1日、先週のシンガポールDUTYに続いて
第112話から第115話までの担当者紹介!
はじめまして。 第112話
「第1章」
- 19 Jun .2003-
私は某航空会社のFAとして5年目になります。 引き続き、私が合格するまでにどんなことをしてきたかと申しますと・・ 第3回目ですね〜、週刊エッセイ。 皆様、色々なことに”気づいて”いらっしゃいますか?
今回は家族についてお話したいと思います。
何の変哲もない家族なので、興味を持っていただけるか
不安ですが、どうぞお付き合いください。
自己紹介に書きましたが、私は現在、外地ベースの
エアラインに勤務しており、初めて家族と離れて暮らし始めました。
同期の皆が一緒ということもあり、外国に住むことに抵抗は
ありませんでしたが、家族のことは常に心配しています。
両親は同じ業界で働いていたので、私の将来に大きな影響を与えました。
母は結婚してすぐCAを辞めましたが、ゆくゆくは
外資エアラインで飛びたいという夢があったそうです。
惜しみつつ辞めたということもあり、母は私が子供の頃から
CAの仕事についてたくさん話をしました。
よほど悔いが残っているのか、全くエアラインに興味のない
私の友人にまでも、「おばさんがデスの時代はね」
(*デス:昔はスチュワーデスをデスと呼んだそうデス)
とデス話を夜通しし、そのせいで学校の友人たちは母のことを
「デス」と呼ぶようになりました。
まるで娘をデスの世界に洗脳したいのかという程、
母の黄金伝説は絶えませんでしたが、冷めた子供だった私は
小学生の頃、学校の授業で「将来何になりたいか」と聞かれ、
まだ世の中を知らない子供にそんなこと聞かれても、
でもないですと言うのも格好悪いと思い、とりあえず
「デスになりたい」と言いました。
言った瞬間、もちろんクラスの人たちは先生も含んで「?」マークで、
しかもそれはアメリカの小学校だったので、アメリカ人にしてみれば
"DEATH=死=危ない子供"というわけで、終いには他のクラスから
英語ペラペラの日本人の男の子を連れてこられて「デス」に
ついて説明するはめに。
そんな私が今、CAをしているきっかけはとてもシンプルで、
大学受験の時、記念受験といわれた第一志望が英語科で、
驚いたことに合格し、もったいないから入ったほうがいいという
ことになりました。ならば英語をしっかり磨き上げ、国際的な仕事に就こう!
と思い、「国際的」で思い浮かんだのがやはり「デス」でした。
しかし、CAという仕事の厳しさをよく知っている父親からは大反対を受け、
怒鳴られることもしばしばあり、何度受けても受からず、やはり保育に
関する勉強をと始めた頃受けた会社にとんとん拍子で受かっていき、現在に至ります。
両親は訓練の厳しさを知っていたため、内定を頂いても「これからだから」と
しか言いませんでした。なんとか厳しい訓練を終えた時、やっと
「おめでとう」の言葉をもらいました。
学生時代の私は、とにかく勉強が嫌いで、親に心配ばかりかけてきました。
遊んでばかりいる私に父は何も言いませんでしたが、私が帰宅して部屋に入ると、
机の上に本が置いてありました。遊びに夢中の私に読む時間などなく、
するとどんどん色々な本がたまっていきました。
内容はタイトルからして日本の歴史や旅行記でした。
置いたのは母から本の虫と呼ばれるほど本好きな父だということは
すぐにわかりました。きっと仕事ばかりしていて娘とは話が合わないので、
本で何か悟ってほしいという父の想いがあったのだと思います。
入社当時、同期の一人が「彼や友人とはこれから先も一緒にいれるけど、
親は年をとるばかりだから、親との時間を優先する」という言葉が
いつも心に残っています。家族を大切にし、家族に感謝すること。
まずこれができないと、どんな仕事も勤まらないのでは、と最近は実感します。
お客様に、いっしょに働く同僚に、教官に、常に感謝する気持ちを持っていると、
思いやりのあるサービスができると思います。例えば、教官や先輩、また、
お客様にお叱りを受けたら、私はその意見から学んで二度と同じ間違いはしないでしょう。
意見をぶつけてくれる人はそうそういないものです。
四月に入って親元を離れた人も多いと思います。
みなさん、家族を大切にして、思いやりを失わないようにしましょう。
長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!
このエッセイをお読みの皆様におかれましてはこのお休みを利用して
旅行へ出掛けたり、実家へ帰省したりする方も多くおられる事でしょう。
どうぞ皆様良いお時間をお過ごし下さい。
さて、本来ですと今週と来週はSさんの担当の予定でしたが、
現在SさんのPCが故障中の為、今週から4週間代わりに私こと、
現役外資系FAがエッセイを担当させて頂きます。どうぞ皆様宜しくお願いします。
頂く予定ですのでどうぞお楽しみに。
このような疑問を持たれる方は非常にたくさんおられる事でしょう。
現在FAやGHとして働いておられる方、そのOB、OGの方々は友人、
知人その他の人から必ずこのような質問をされた経験があると思いますが
皆様はどのように回答されておられるのでしょうか?
同業者として興味を持っています。
私は某外資系エアラインのスチュワードとして乗務歴が
3年半になるものですが、既に50回以上このような質問をされ
毎回真面目に回答しています。しかしながら何度も何度も同じ質問
をされると正直「面倒くさいなあ。」と感じてしまう事も多々ありました。
では、どうして多くの人がこの「飛行機がただになるの?」と
質問したくなるのか、私なりに推測してみました。
結論から先に書くと要するに会話を始める為のきっかけなんだと思います。
もちろん、中には羨望や嫉妬の他、「私もその格安航空券を利用
したいので宜しくね。」という隠れたアピールも含まれていたりします。
さて、ここからは今回のメイン・テーマ 社員割引について
説明させて頂きます。基本的に航空会社の社員であれば自社便は
100−75%割引、他社便でも75%以上割引というケースが普通です。
細かい条件は各社それぞれですが、ビジネスクラス、ファーストクラスでも
同様の割引を受けられたり、年間数回から数十回のフリーチケットを支給
してくれる会社も存在したりします。この社員割引チケットの利用対象者は
本人はもちろんですが、各社の規定によりますが家族や本人と同伴の友人、
本人の同伴無しの第三者まで可能など様々です。
但し、この割引航空券は原則として事前に座席を確保する事は出来ません。
いわゆるスタンバイ・チケットと呼ばれており出発日当日に空港のカウンター
へ出向き、一般のお客様のチェックインが全員終了された後、空席がある
場合のみ利用が可能となります。ですから、満席の場合は当然乗せてもらえません。
そんなわけで運悪く満席のフライトに当たってしまった場合、余分にホテル代や
交通費がかかってしまうリスクがあります。運良く機長が許可してくれて
コックピットに乗せてもらったり、クルーレストやジャンプシートに
乗せてくれる場合もありますが、それでも満席の際は乗れません。
確かに予定ていたフライトに乗れなかった時のリスクは大きいですが、
この社員割引運賃を利用出来る特典は私達、航空業界従事者にとっては
貴重なボーナスです。将来航空会社の社員となってオフの際に旅行三昧を
してみたいと考えておられる方、入社の為の志望動機として履歴書に書くと
人事部からは高い評価はもらえないと思いますが、心の中のモチベーション
としてはきっと励みになると思います。私もそうでしたので頑張って下さい。
との間で結ばれる労働条件を調整する大切な組織で、
大半の航空会社にはこの労働者組合が存在します。
整備士組合等、ポジションによって所属する組合も異なってきます。
又、管理職以外の社員は強制的に組合員となってしまう組合や
同じ客室乗務員組合でも2つ、3つと異なる組合が存在したり、
会社側が短期契約の社員等を契約で組合の結成、加入を
認めていないケースもあります。
考え方が近い組合が無かったり、組合加入の必要性を感じて
いないので入社以来今まで組合には一切加入しておりません。
「なぜ、組合に入らないの?」と他のクルー特に組合の幹部からは
何度も加入を勧められた経験はたくさんあります。
実際私のように組合に加入していないクルーと言うのは全体の少数です。
私以外の日本人クルーを含め外国人クルーも殆どが加入しています。
組合側が会社との労働条件交渉に難航した場合、強行手段として
争議行為いわゆる24時間とか48時間のストライキを実施する際に
参加が義務づけられております。
私の会社の場合、労使協議は2年毎に実施され組合員の
乗務員はその都度新たな契約書を会社側と交わします。
私はこれまで2度この交渉期間を見てきましたが、いずれの
労使協議においても残念な結果として組合側はストライキを実施致しました。
手段ですし労働条件の改善、権利の向上の為には強硬手段も
仕方なしとの立場は一応の理解は出来ますが、私個人としては
ストライキだけは実施したくない為組合には加入していません。
実際にストライキに突入すると欠航便や遅延便が多発する為、
利用者であるお客様には大変なご迷惑をおかけする事になります。
又、振り替え便の対応、苦情の処理等を行うグランドスタッフや
その他の従業員の方にも多大なる迷惑をかけてしまうことは否定出来ません。
そのように考えると組合員に対する反感や風当たりこそ強くなりますが
パブリックサポートと言うのは殆ど得られないのが実情ではないでしょうか?
私と同意見の方も多数おります。彼らにしてみると雇用の安全の為、
労働条件の向上の為には組合に加入する意義は大きいもの、
ストライキはしたくないと言うのが本音のようです。
欧米人の権利意識の高さと日本人の好調主義のの狭間に
立たされたジレンマを皆さんはどうのように思われますか?
かなり専門性の高い職業です。 それゆえに一度この仕事を
失ってしまうと他の仕事へのトラバーユと言うのは結構難しいです。
いわゆるつぶしの利かない仕事なので長く勤務してしまうと
だんだん逃げられなくなってしまいます。しかしながら、
現在航空業界は激変期で大会社であってもあっけなく
倒産しています。 組合に加入して真面目に働いてきても
退職まで安泰と考えるのは安易過ぎるかもしれませんね。
これからは、いつ解雇になっても平気なようにセカンド・ジョブを持ったり
他業界でも活躍出来るように普段から実力を養う必要がありそうですね。
サービスの面で劣る点が多いと考えておられる
方は私以外にもたくさんいる事と思います。
確かに飛行機は空の上を飛ぶという特殊な状況で
しかもお客様に供給できるスペースも限られてくるので
仕方ないとも思えますが、アイディアや工夫次第でもっと
快適な交通機関に変えることも可能かと私は考えています。
そこで今回私が勝手に考えた機内サービスへの
提案をご紹介したいと思います。
将来この中の一つでも実際に取り入れられたら本当に嬉しいですが・・・・。
1. 個室サービス:
新幹線のグリーン席のような個室が用意されていると
静かにプライベートな時間を楽しみたいお客様や
小さな子供と一緒で周りに迷惑をかけたくないお客様は
授乳やオムツの取替えも手軽に出来るのでとても便利かと思います。
又、回転する座席があれば家族やグループのお客様にとって
楽しく過ごしてもらえるし、機内で会議をしたい人達や団体で
盛り上がりたい人の為のパーティールームもあったら便利だと思います。
2. 障害者優先トイレ:
よく図書館等で見かける車椅子でも直接入れるトイレ。
体が大きすぎて一般のトイレだと入りきれなかったり、
トイレで用を足す際に介護人が必要な場合等も便利だと思います。
3. プレールーム:
長いフライトだと子供はじっとしておられず機内を走り回って
しまいます。機内で静かに過ごしたいお客様にはとても
迷惑になってしまいますが子供に注意を促すだけでは
大きな効果は望めないのが実情です。そんなわけで
プレールームを作って欲しいと思っている親は多いと思います。
4.
機内でのDVDやゲームソフト、CD、漫画本、雑誌等の貸し出し:
航空会社とレンタル会社でタイアップすれば実現出来るのでは。
航空会社にとっては収入源となりますし、お客様にとっては
好きな時間に色々楽しめるので相互の利益となると思います。
又、女性には占いのコーナー、男性にはパットゴルフのコーナー等を
設置すれば退屈しのぎに好評ではと思います。
5. 機内売店のコーナー:
キオスクのようなお店があれば利用するお客様は多いと思います。
理想は日本のコンビニエンスストアのようなお店ですが、
自動販売機でもいいので作って欲しいです。
6.
二段ベット又はカプセルホテルのカプセル:
機内サービスでもっとも充実して欲しいのは座席の快適さではないでしょうか?
機内での安全面を重視するとこのアイディアは実施が難しいかと思います。
例えば減圧の際の酸素マスクが自動的に降りてくる装置の問題や
機外への脱出の際に時間がかかってしまう点等です。
ですが、もし実現できたら喜んで頂ける事と確信しています。
今回はこの6つで終わりにしておきます。
皆さんはどう思われましたか?
ヴァージンアトランティック航空のリチャード・ブランソン会長は
機内にシャワーを作って欲しいと思ってるそうですが、機内サービスも
ホテルやクルーズ客船並みに近づけるようになったらいいですね。
大抵のお客様はごく普通の方なのでフライトが終わると
殆ど印象に残っていないのですが、時々本当に面白い
事を聞いて来たり、行動をしたりする愉快なお客様がいらっしゃいます。
今回はそんな方々をご紹介致します。
1. 意外な飲み物のオーダー:
某国際線でいつものようにお客様にドリンクの
オーダーを伺ったところ、返って来た言葉は?
”ヤクルト” でした。
きっとその方は毎日ヤクルトオバサンからヤクルトを買って
飲んでいるのかな?と心の中で思いました。
私の知るところでは機内にヤクルトをおいている
航空会社は残念ながらないようです。
2. 言い間違え:
中高年のお客様の中には横文字が苦手な方もおられますが、
言葉の言い間違いや単なる勘違いをいくつか紹介します。
トマトジュースが飲みたいのにポテトジュースを下さい。
とにっこりと言われたり。 スチュワーデスと言う言葉が思いつかず
思わずそこのキャディーさんと呼ぶお客様。
ミールチョイスの際、ラザニアと言う言葉が覚えられなくて、
そのザラニアという奴をお願いしますと頼む方。
レモンスライスをたくわんと間違えて分けて欲しいというおじいちゃん。
確かに機内は酸素が少ないので頭の回転が悪くなってしまうのですが、
間違えに気づかずに真剣な顔で言われると本当に楽しいです。
又、同様に私達FAが言い間違える事も結構あります。
冷静に考えるとそんな事はありえるのか?と思えてしまいますが
「おしぼりでございます」といいながら入国書類配っていたり、
お待たせいたしましたチキンですといって毛布を渡したりと
機内はとっても不思議な空間です。
3.
最後に私が一番印象に残った一言:
ある日本人のおじいちゃんが、他のクルーに何か尋ねていましたが
上手くコミュニケーションが取れなかったようで私が呼ばれました。
その尋ねられていたクルーが言うには
「なんだかトイレに行きたいようなので、トイレの場所を案内
したのですが何かしきりに私に訴えているのだけど
何のことなのか分らないの?」
私がそのおじいちゃんの所へ行くと
「この飛行機は日本人が作ったの?」と聞かれたので、
「この飛行機はボーイング社製なのでアメリカ人が
作った物だと思いますが」 と答えました。
すると、「アメリカ人が作ったとしても今度からはきちんと
和式トイレを用意してくれ」と言われてしまいました。
皆さん今回も私のつたない文章に
お付き合いして頂きましてありがとうございました。
もし、よろしければエッセイについての感想文を是非をメールして下さい。
又、当コーナーへのご要望も随時受け付けておりますので
感想文とあわせまして首を長くしてお待ち申し上げます。
再びSさんのエッセイをお楽しみください!
今年も我が社のローカルクルーは「桜桜」とお花見に行っておりました。
全く彼らは疲れを知らないのか?!と聞きたくなるほどタフです。
私自身は、お花見もしていないし、最近大好きな旅行もしていないなーと思い、
今回は私の旅行記を書いてみようと思います。
この仕事を始めるまで、旅行というと家族との旅行ばかりで、
それはもちろん楽しいのですが、やはり友達と行く旅行は
羽目をはずせて楽しいですよね。
最近は同期3人でフィレンツェ・自作・アウトレットツアーへ行きました。
そのうちの一人は、フライトの出発が荷物搭載の関係で遅くなった時、
お客様のご搭乗を歓迎する最初のアナウンスとディレイを謝罪する
アナウンスが混ざってしまい、「本日は〜の関係の為、皆様の出発が
遅れましたことを、深くお喜び申し上げます」と言ってしまい、
満席のお客様を後ろから前まで爆笑の渦に巻いたM。
そしてもう一人はスウィートに見えてひとたび口を開くと
芸人さんも真っ青かと思われるほど笑わせてくれるAちゃん。
3人とも3日後に大切な用事があったので、一泊という短期間で
満足のいく完璧な計画をたて、まだ外が暗い時間に出発しました。
…もとい、出発するはずでした。
完璧なのは計画だけで、ドジが重なり、出発できず、
フィレンツェ到着は夕方でした。
2日かけてお買い物の予定が一日だけになりましたが、
それでも満足し、早々と帰路に着きました。
帰りはローマから帰る手配をしていたので3時間余りかかる
列車の旅に備え、「さあ、早めに空港へ!」と電車に乗りました。
…ここからが本当の不幸の始まりでした。私たちの完璧な予定では、
出発2時間前には空港に着いているはずでしたが、なんと電車が
大幅に遅れたのです。
陽気でおっとりとしたイタリアのお国柄を考えたら心得て
おかなければならないのに、間抜けな私たちは翌日の
大切な用事を思い、パニック状態に。 やっとのことで空港近くの
駅に着き、タクシー乗り場を探しましたが、MとAは慌てすぎて
明らかに怪しげなおじさんの「空港まで格安で短時間で行ってあげる」
という言葉にのせられ、「それは白タクだ!」という私の声も届かず、
吸い込まれるようについて行ってしまいました。
しかし、メーターも”TAXI”というサインもない車を見てやっと我に返り、
こちらへ猛スピードでUターン、白タクおじさんに追っかけられつつ
本物のタクシーに乗り込みました。
「これで間に合う」とホッとしたのも束の間、次の敵は果てしない渋滞でした。
タクシーの運転手さんを日本語と英語で急かし、おじさんは
「イタリアタクシーの腕をみておけ!」と言わんばかりの気合の入った運転をし、
なんとか空港に到着。 グランドスタッフの「まだ間に合うからゲートへ急いで!」
という励まし(?)を涙で噛み締め、やっとゲート到着しました。
。。。しかし、ないのです。飛行機が!
そこにいたグランドの人も、「なぜだかわからないけど、行ってしまった」と一言。
その後、私たちは翌日の用事に間に合わせるため、早朝便のある
フィレンツェまで、真夜中、冷たく寒い列車にむなしく揺られながら帰りました。
いつもはおしゃべりな3人も疲れ果て、しーんとした車内でMが
「。。。でも今回、イタリアの人には失望させられました」とつぶやきました。
ナゼ?と尋ねると、「懸命に走っている女の子3人を見て彼らは
“シュシュシュシュシュシュ”と。」
もう、「忍者かい!」 と、突っ込む気力もありませんでした。
そんなイタリア旅行でしたが、情緒ある街並み、そして陽気な人柄を思うと、
「そろそろまた行きたいな」と思うのです。ちなみに、翌日の早朝便には
乗ることができ、3人とも無事に用事を済ませることができました。
皆さんもイタリアへ行く時は、ゆとりを持って行くことをお勧めいたします!
書きたいことが沢山ありすぎて何から書こうか迷い、
今、カフェで同期に 「ネタ切れだ...」 と話していたところ、
ひとつのテーマについて書ききれないほどのネタがボロボロ出てきました。
それは、我社の愛すべきローカル・クルーの話です。
あまりにもブッ飛びすぎててとても書けないと思いましたが、
思いきってお話しようと思います。
基本的に我社のクルーは国籍問わず明朗快活で
個性豊かな人ばかりです。 日本線はステイ中も一緒に
御飯を食べに行ったり出かけたりするので、親密度は増し、
まるでファミリーのようになります。
日本でのステイは最長で4泊があり、ロングステイ終了後
クルーに会うと、ステイ中に体験した日本に関する質問
ラッシュが始まります。
つい最近の質問は男の子女の子なスチュワード(中田似)が
「いっぱいいっぱい聞きたいことがあるんだけど、なんで日本の
女の子は目の上にノリをつけるの?」(アイプチのことらしい。)
目を大きくするためだと説明しましたが 「なんで??」 と不思議そう。
二重のあなたたちにはわからないでしょう、二重への憧れ。
そして、「なぜ日本には妊婦が歩いていないの?」 との質問には、
私なりに考えて、日本は公共の交通手段がラッシュや乗り換えの
多さなどから妊婦さんには多少困難なので、あまり出歩かない
のでは、と答えました。
それから、「あの黒い猫のマーク何?」 あれは宅急便だよ、
と答えると、彼女は動物預かり所だと思っていたそうです。
昨日はクルーの連れのボーイフレンドから 「日本の人は人混みの
中でもぶつからないように歩くんでしょう? 僕、うまく歩けるかなー」
との質問。...どうも彼の中では日本人は未だに忍者らしい。
疑問と言えば、よく行くランニング寿司(注:回転寿司)の
男女兼用の和式トイレで、丸い方に座っていたスチュワードがいます。
以上、ローカルクルーの疑問編でした。
次はジュニアFA(肩書きのないFA)編です。
日本線を飛ぶクルーの流行りもの、沢山ありますが
一番はやはり¥100ショップでしょう。 日本線初めての
ジュニアちゃんはまず始めに¥100ショップの透明の小ポーチを、
日本円用の財布代わりに買うのがステイタスだそうです。
他にはキティーちゃん、ケラミックナイフ(機内持ち込みはできません!)、
餃子、最近新しく流行りそうなのは焼きそばのU.F.Oです。
ちなみに会社から支給されるピギーバッグにぬいぐるみを
つけるのもステイタスみたいです。(男女問わず皆、つけております)
そしてこれらの使い方を帰り便で通訳させられるのは
私たち日本人クルーです。
ここだけ読み返してみるとかなり地味ですね!
そして、うちのジュニアはよくTVに登場します。
国内のミリオネアにはジュニアやコクピクルーも
多数出演しております。
一人は結構いい額をゲッツして帰ってきました。
またある時は素人歌番組にも登場します。
「こんな所にまで!」っと思ったのは、私が札幌の祖母の家で
キンキンのアド街ックを見ていた時のこと。その日は成田編で、
コンテイナーという世界中のクルーが集まるカラオケバーの紹介で、
気持良さそうにアップで歌っているのはうちのスチュワードではないですか!!
本人は「ビデオ撮ってるな」程度のつもりだったそうで、
TVに写っていたと話したらしきりにTV写りを.気にしておりました。
次は親愛なるPapa ・ キャプテン編です。
我社のコクピは、多分お金持ちなのでしょうが、
自慢じゃありませんがそう見えません。
日本の女子高生が見たら 「カワイー!!」 といわれるような
(どんな説明だ)、愛敬のある人ばかりです。
とある空港で同じ色の制服のクルーに間違えて
ついて行ったキャプテン。 しかもその会社のクルーに
煙たがられていたそうです。 きっととっても怪しかったんでしょうね...
また、同期が一緒にフライトしたキャプテンは、日本の空港で
JALさんの 「RESOCCHA」 を本国読みして
「What is レゾッハ?」(注:レは巻き舌気味にお願いします)
と大きな声で連発し、同期はとても恥ずかしい思いをしたそうです。
ちなみにうちのクルーはJALを 「ヤ〜ル」 と読むので、
かっこ良さが半減するからやめてくれといっているのですが、
やっぱり「ヤ〜ル。」
そして、離婚(x2)で自分の結婚指輪をわざわざ
関空の海に投げ捨てたキャプテン。
理由→「一番遠い所で捨てたかったから...」だそうです。
また、訓練中は元機長の教官が、訓練用のモックアップと呼ばれる、
飛行機を精密に再現したシミュレーターを操作し、緊急脱出の訓練を
リアルに行います。 そのリアルさと言ったら、火災の訓練の時は
煙のようなものが発生し、窓の外の景色も海だったり火事だったり、
緊急着陸の際の揺れや音まで臨場感があり、同期と圧倒されていました。
乗客役の時は頭を下げていなければならないのですが、
あまりにリアルなのでチラッと教官の方を見ると、口にマイクを当て
「ヒュゥゥ〜ドドド〜ン!ボスボスボスー」(←着陸した音)
教官、口で言ってる!!見なければ良かった、と後悔しました...
最後はパーサー編です。
初めにご紹介するのは、我社で有名なコスメフリークパーサーです。
彼女はフライトにいつも大きなコスメバッグを持ってくるのですが、
満席フライトのある日、そのバッグがキャビン最後方の棚に入っており、
お客様の荷物が入らないので同期が動かそうとしたところ、
ものすごく離れたところから普段高い声を一段と高く張り上げて
「NO-------------!!このバッグは私の!!ここに置いておくの!」
と言い放ち、仕方がないので同期はお客様の荷物をクルー用の
荷物入れに入れたそうです。
ちなみに彼女のお気に入りのコスメは日本製です。
また、ある時は 「アナウンスの声がキンキン声でうるさい」 と
キャプテンに指摘され、サービスで忙しいジュニアを
「ダーリンたち! ちょっと来て!!」 と呼び出し、ドォーっと号泣し初め、
ジュニアたちに適当になだめられたそうです。(ジュニアはそれどころではないので)
あるパーサーはステイ終了の朝、ホテルで会うとピギーから一本
の笹が出ていたので、「また¥100ショップでしょう?」と聞くと、
「ううん。ホテルの裏に生えてた。」...ドロボー?!
日本の皆さん、気をつけて下さい。手ぐせ悪いです。
別のパーサーの、これは噂であり、そうであって欲しいのですが、
ホテルの横の池で(もちろん観賞用)パーサーが泳いでいたのが発見され、
「違うx3!そこ違うからー!」と怒られたそうです。
ホテルのプールでサングラスで泳ぐパーサーもいるようです。
一見、一緒に乗るのが怖くなるようなみんなですが、
働いている時は「かっこいい!」の一言です。
特に機内でのイレギュラー時、例えば病人の方が出た時など、
とても敏速で頼りがいがあります。キャビンでの安全を守るという
プロフェッショナルな気持ちがいつも伝わってきます。
みんな日本という国も日本人も大好きだと言い、どんな
日本食に関しても嫌がらず、とにかく試してみます。
日本語にしても日本人FAに教えてもらったり、自分で本を買ってきたりし、
サービス中に使ってみてお客様と和気あいあいと話している姿を
よく目にします。 ですので、どのエアラインか気づいてしまったアナタ!
怖がらずに一度私たちと空の旅に出かけてみませんか?
ご搭乗の際にはローカルクルーにも日本語で「こんにちは!」と
言ってみてください。きっと元気な「KONNICHIWA!」が返ってくるはずです。
最後に、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
今年は旅行業界にとって一際厳しい年となりましたが、
こんな時だからこそ笑顔を絶やさず、お客様に「旅して良かった!」と
思っていただけるよう、がんばっていこうと思います。
いつも心に太陽を!です。...m(_ _)m ☆ FIN ☆
エッセイは全てフィクションです・・。
Crew Net
( Photo by (c)Messy )
今週からエッセイの担当が替わる予定でしたが、現在その担当予定者と
連絡が取れない状態になってしまいました為、代わりまして再びペンネーム
「現役外資系FA」コト、当コーナー担当の私がエッセイを代筆させて頂きました。
どうぞ、よろしくお願いします。
そんな中、私はSARSの患者が発生した都市の一つシンガポールへ
約10日程前に乗務して来ました。
予想通り少なく往路こそ50%程度の乗船率だったお客様の数も復路は30%程度。
いつもはアジア、ヨーロッパ、アフリカ、オセア二ア等からたくさんの乗り継ぎ乗客で
ごった返す東南アジア最大級のハブ空港も利用者はまばらでひっそりとしていました。
私がステイしたホテルは客室数が500以上もある大型ホテル。
そこのフロントの人と世間話をして知った事実ですが、その日の宿泊者数は
うちの会社の乗務員と関係者合計14名を含めても全部で70名足らずでした。
そんな状況なのでホテル側も従業員の数は最低限でまかなっており
無給休暇で休んでいるホテルマンは相当いるようです。
に買い物に行って来ました。 このラッキープラザというのは旅行カバンを扱うお店や、
お土産品を売るお店、スーツのオーダーメイドを扱うお店、化粧品や香水等を専門とするお店、
高級装飾品店、電化製品店、靴の専門店他たくさんの専門店がひしめくビルです。
当社のFAはここでキャリーバックを買ったり、携帯電話やデジカメを買ったりしています。
余談になりますが各社FAの為のオリジナルキーホールダーやネームタグ、名刺を作って
くれるお店が入ってるところでもあります。
参考にまでネームタグは大が8ドル、小がドル、名刺は100枚40ドルでした。
ぶらぶらとウィインドーショッピング゛をしている私に対して客引きの店員さんが盛んに声を掛けて来ます。
どこのお店も大幅割引をうたっており今が買い物の最大のチャンスのようです。
ステイ先のホテルにテナントとして入っている宝石店の定員さんが言うには今、
シンガポールや香港の専門店では冷え込んでいる需要を掘り起こし、少しでも
売り上げを上げる為何処のお店もかなりの割引をしているそうです。
ちなみに私は次のフライトで香港へ乗務で出かけるので普段高くて躊躇してしまう
高級な靴や時計、カバン等を思い切って買おうかと考えています。
マスクをしている人がいなかったことです。 シンガポール空港でも乗客の一部の人が
マスクをしているだけで空港職員の人達は一切マスクをしておらず、又、スーパーでは
大量に仕入れられた耳で体温が測れる体温計やSARS予防の為のハンドウォッシュ、
そしてマスクがたくさん売れ残っていました。
SARS,SARSとイメージだけが先行していた私にとっては意外な感じでしたが、
エイズの恐怖が世界中を駆け巡った時と同じで徐々にパニックは収まると感じました。
事をせずに冷静さを取り戻してると実感しました。 それでも、私が立ち寄った大型スーパーでは
レジ打ち係をはじめ売り場の全職員の胸にSARSの為の体温検査済みと言うシール
が張られており、私達を乗せるクルーバスにもSARS−FREE−BUSと
ステッカーが貼られていたので私はホッとしました。
今回は香港へ乗務して来ました。 香港と言えば先日
WHOから渡航自粛勧告が解かれた事で記憶に新しい
かと思いますが、私のように仕事でなければこの時期に
わざわざ出掛ける人も少ない事でしょう。
今回私と供に香港2泊の乗務に当たったのは客室乗務員8名、
コックピット・クルー3名の合計11名でしたが、そのうち客室
乗務員の2名はスタンバイで呼ばれたクルーでした。
私達のような乗務員の間でも恐怖におびえる者は多く、
乗務前のブリーフィングルームでは 「乗務中はマスクをした方がいいのか?」
とか 「ホテルのエレベーターのボタンやTVのリモコンを直接触っても大丈夫か?」
等の質問を盛んにしている乗務員は結構います。
又、子供がいる乗務員の場合SARSの話題になっている都市へ
フライトすると子供達が学校で嫌な思いをする等の悩みを抱えている者もおり、
仕方なくSARS対象都市へのフライトを病欠しているクルーも存在しています。
私の場合は妻と2人暮らしで妻は専業主婦。
夫がSARS対象都市へフライとしても妻が職場で
嫌な思いはしないので良かったです。
現地に住むCXの日本人クルーの方とランチに飲茶を楽しんだり、
巨大ショッピングモールが存在するタイムズスクエアの辺りで
ショッピング三昧。 先週出掛けたシンガポールに比べると
香港では未だマスクをした人を数多く見かけましたが
全体の1割ぐらいだったと思います。
デパートの定員さんやレストランのホールスタッフの方々等は
比較的マスクをしていましたが、自衛の為にすると言うよりは
客商売なおでお役様に安心してもらう為にしていると言った感じでした。
物価が安く、税金もかからない香港は私達クルーにとって買い物天国。
私以外のクルーも今回のステイ時間の殆どを買い物に当てていたようで、
皆、乗務手当(滞在時の食事代や身支度費)を使い切ってしまいそうなくらいでした。
他にも機内持ち込み用カバンや妻のワンピース他をゲット。
来月のクレジットカードの請求額を見るのが少し怖いです。
今回エッセイを担当する事になりました、瞳です。
第一回目は自己紹介を兼ねて、ただいま国内の会社の受験を控えている方も
沢山いらっしゃると思いますので、私の受験体験記をご紹介したいと思います。
毎日のフライトはとても楽しいです。たまに嫌な事もありますが・・
私も?!現在の会社に合格できるまで外資・国内合わせて20社近く
受けて参りました。 何度も何度も1次試験で落ちてしまい毎回泣いてたんです。
でも外資の書類だけは落ちる事がなく運良く面接試験まで行く事が出来ました。
でもその先はやはり英語力がなくやっぱり落ちてしまいましたが・・
そんな中、某国内の会社だけは3次(最終試験)試験にこぎつける事ができ、
結局は落ちてしまいましたが、すごく嬉しかったのを覚えてます。
落ちた事にはとてもショックでしたが、今まで散々な結果で
「きっと私はFAには向いていないんだ」 と思っていた時に最終まで行く
事ができこれを最後に受験はやめようかと思っていたのですが、
この試験から 「少なくともこの試験で会った何人かの面接官は
私のことをFAに向いている」 と、思い 1次・2次と合格をくれたわけですし、
この試験を自己反省しこれからの試験に活かすことができたらきっと
私は合格できるかもしれないと、今一度受験について考える事ができました。
この試験から1年後ですかね、今の会社に合格できたのは。
参考までに、その某航空会社の試験について書かせて頂きますね。
始めに書類審査があり、作文と履歴書を提出いたしました。
作文は小さい頃から苦手でしたのでとりあえず何でもいいから
字数に関係なく書きました。 何度も読み返し、その作文を読んだ方が、
私という人物がわかるように、またFAに向いている人材だとわかってもらえる
ような内容にしたと思います。 時々、合格したいあまりにウソといいますか、
良い事ばかりを書いてしまう人っていますよね。
私の場合はそのゆうことはなく正直に自分が体験した事を書いたと思います。
その書類審査が終わり、1次試験は面接のみでした。
面接室に入る前にトピックが5つくらい書かれた紙を見せられ、
面接室に入ってから1分間でその中の1つを話すというものでした。
確か私は ”一番感激した事” についてスピーチしたと思います。
何にも考えていかなかったのでこの5つのトピックを見たときには
どうしようかと思いますが、何も考えていかなかったからこそ、
正直にお話ができました。
もちろんすらすら言えたわけでなく何度も同じ言葉を繰り返したりもしましたが、
一生懸命話したことが良かったのだと思います。
面接が終わったとき「よし!受かった!!」という感覚が確かにありましたし、
他の受験者からも「あなたは合格よ」とも言われました。
2次試験は面接と筆記試験でした。
筆記試験の対策はエアステージや、国内航空会社ような
筆記試験を片っ端から解いていき、わからないことはその場で
覚えるという作業をしておりました。
面接についてはやはり特に何をやっていったというよりも
何を聞かれるのかと考えると余計にわからなくなりますので、
必ず聞かれるようなことを5つくらいは考えてましたが、それ以外は
その場で答えるしかないと思い、やはり特には準備らしいものをしてませんでした。
でも質問されたことには自分なりに一生懸命答えていたと思います。
この2次試験のあとも1次試験と同様に「受かった!」とわかりました。
しかし、問題の3次試験ですが、1・2次のような感覚はありませんでした・・・
その3次試験ですが、体力測定・身体検査・役員面接です。
体力や健康を維持することは日ごろから備えておかないと無理だと思い
食生活やプールで泳いだりと気をつけておりました。
そう、私が失敗したなぁと思った役員面接です。
1次・2次と違った緊張感があったのと多分合格するだろうという
過信があり面接では、あまりのままの自分を表現するのではなく
’良く見てもらおう’ と、言う気持ちになぜかなってしまったんです。
1次・2次まで持っていたいい緊張感が ”合格するだろう” という
思い込みから無くなってました。
それが3次を通過できなった理由だと思います。
これらの経験から学んだ事は、笑顔でありのままの自分を出し、
失敗を恐れず、質問に対して一生懸命答えることが大切だと思います。
抽象的な言い方に思えるかもしれませんが、面接で何を聞かれるか
どうかって考えたらきりがないとおもいませんか? それよりも
日々の生活を一生懸命生きることが大切であり、そういう生活を
することによって面接でも自信をもって答えることができると思います。
1つでいいので自信をもって何かに打ち込んでみるのもいいかもしれませんね。
実は私も外資に行きたくて頑張ってます。
いつか私が外資に合格しました!ってまたエッセイを
書ける日がきたらいいな。
一緒に合格に向けて頑張りましょうね。
人間、日々勉強です。
私も日々のフライトや生活から何かを得るようにしていこうと思ってます。
PS:次回のエッセイについて書いて欲しい事とかってありましたら
よろしければ聞かせてください。(
essay@crew-jp.com まで )
第113話
「第2章」
- 26 Jun .2003-
まず、私は短大を卒業後約2年間、派遣社員として働いてました。
はじめは正社員で働こうとも思っておりましたが、派遣社員の方が
航空会社を受験する際に辞めやすいのではないかと思ったからです。
しかし実際にはどちらでも変わらなかったのではと思います。
もし卒業後の進路を悩んでいる方がいらっしゃるならば、そうですね・・
正社員として一つの会社で働くことをお勧めいたします。
会社を選ぶときに航空会社に有利な仕事をと考え、接客業を選らぶ方が
多いと思いますが、関係ありませんよ。(私も当時はそう思っておりましたが・・)
どの職業からも学ぶべきことがありますし、客室乗務員になってからでも
生かせることはたくさんあります。
この意味がわかりますか?なので、これから会社を選ぶ人も今、接客業から
かけ離れた仕事をしている人も今一度自分の仕事について考えてみたり、
その仕事から客室乗務員になったときに何が生かせるかを考えてみてください。
きっと面接のときに面接官から現在の仕事について聞かれても納得させることが
できると思います。
私は月曜日から金曜日まで9時から17時まで働いておりました。
比較的この時間帯に(シフト制でなくて)働いていた方が勉強がしやすいと思いますよ。
仕事の後英語を習ったり、スクールにも行きやすいと思います。
私は一人暮らしをしていたので金銭的な余裕もなく、自分で勉強をしておりましたが。
17時には仕事を終わらせ、18時に帰宅し、19時までに食事やちょっとした家の
片付け、入浴などをすませ、ここからが勉強時間です。
ラジオ英会話・TVの英会話・一般常識のテキストをといたり、23時くらいまで
やっておりました。 また朝起きてからもラジオ英会話・TVの英会話・通勤中は
英会話のCDを聞いたらり。よくやってたな。と思います。
正直いうと身についたかというと微妙なところですが(笑)
その当時は時計と睨めっこして、18時になったら食事を作って18時15分から食べて
18時30分から食べ終わったお皿を洗ってと、いう感じに勉強をしておりました。
ちょうどそういう勉強をしてから3・4ヶ月たったころ現在の会社の試験があり
とんとん拍子に合格していきました。 何がどうこのことが合格につながったかは
わかりません。きっと、一生懸命勉強していたから神様がみていてくれたのでしょうね!
一生懸命勉強をしていれば、きっと誰かは見ていてくれますし、私のお友達も
FAが多いのですが楽して合格した人はいません。みんな忙しい仕事も合間をみて
勉強をしていました。 そういうひとが合格をしています。
前回のエッセイに「何んでもいいので一つのことを一生懸命がんばってみてください」と、
言ったのはこのことです。私のこのやり方をまねするのもOKです。でも人それぞれ
自分に合った勉強方法があると思いますので、どうぞ見つけてみてください。
第114話
「第3章」
- 3 Jun .2003-
今回はFAとしてどういう人と働きたいか、どういう人に
入社してほしいかということを書きたいと思います。
日本の会社で働くとしたら”素直な人”でしょう。
素直な人?それは、
「ありがとうございます」「申し訳ございません」
と、言える人です。
これだけ?と、思うかと思いますが、それだけではありませんよ。
どういう意味かというと、女性だけの職場ですので、先輩に ”タテツク人”
や会社にいちいち意見するする人は正直言って、嫌われます。
体育会系なんです。先輩が ”黒” といえば、白でも黒なんです。
こんな言い方、古い?
私の辞めた同期はほとんど先輩に嫌われたというだけで辞めさせられました。
辞めさせられたというのは適切な言い方ではないかもしれませんが、
社内でなんとな〜くやめなければいけない雰囲気になってしまったの。
わかりますか?女性って陰険でしょ。 だ・か・ら、素直な人がいいと思いますよ。
私も「新人にこうしたらやりやすいよ」みたいなことをアドバイスしますと、
「いま、そうしようと思ってたんです」とか、言うんです。
だからこんなときに素直に 「はい!ありがとうございます」 と、言っておけば
良いイメージになる訳なのです。 私もね、新人のときはこの雰囲気になじめず、
たくさんの失敗をしましたし、面識のない先輩からも
「○○(私のことです)さんよね、あの子ってヤバイんでしょ」なんて
影でウワサが広まっていたらしいです。
この業界、とくに日本の会社はウワサがウワサを呼び
その人の評価となってしまうのです。
私の同期でこんな人がいました。
彼女がお客様から立て続けに2つのクレームをもらったんですね。
彼女には彼女の言い分というのがあったのですが、課長はそのことは
全く聞き入れてもらえず、その課長というのが彼女とフライトをしたことが
一度もなかったので、どんな仕事っぷりなのかも知らないんですね。
それなのに2通もクレームがきた=仕事ができないって決め付けてしまったんです。
それぞれの会社の雰囲気というものがあるので、どんな人を求めているのか
面接でどんなところを見ているのかわかりません。でも共通して言えるのが
”素直な人” なのではないかと思われます。
ちょっとしたものの言い方やしぐさからその人の性格というものがわかるものです。
とくに面接官は何百人と人を見ていますのですぐわかるのです。
(私だってそうですよ。1日にたくさんのお客様とお会いしてますので、
なんとなく人の性格というものはわかります)
面接の時だけ装っても見破られてしまいます。日ごろから、人にはやさしく、
協調性を忘れず、過ごしてみて下さい。 笑顔も忘れずに!です。
面接に向けて、正直に自分を分析してみたらいかがでしょうか?正直にですよ。
第115話
「第4章」
- 10 Jun .2003-
FAの仕事の1つに”気づく”ということあります。
1.お客様の顔色、仕草
2.機内の異音、異臭、温度 (いつものフライトとの違い)など。
1.は、皆様がよく面接でも言っているのではないでしょうか?
「お客様に合わせたサービスをしたい!」と。そのことです。
お客様の様子をご搭乗中からよく見ていることにより、
「あのお客様はビジネスマンだから、新聞をお勧めしたら
喜んでくれるかな?」とか「あのお客様は観光客だから上空から
見える風景を説明してあげたらいいかな」とか「あの人具合が悪そう」
とか「お子様連れの方にはお荷物をお席まで持っていってあげようかな?」
とか”気づく”ことができますよね。
特に具合が悪そうとか泥酔しているなと思われるお客様には
いつも以上配慮が必要です。 それは、上空は地上と違い
酸素が薄くなってますので、具合が悪い人が急変してしまったり、
泥酔のお客様でしたら上空で倒れてしまうこともあるのです。
ですので、地上で時間のあるときにお水や冷たいお絞りを
お持ちしておいたり、(要望により)お薬を差し上げたりします。
2.の、異音や異臭といいますのは、機内での
さまざまな異常にいち早く”気づく”ことです。
特に、機内火災がおきたとき特にこの異音・異臭に
”気づく”のではないでしょうか。
機内のカーペットやカーテンなどは耐熱性のものを利用しておりますが、
お化粧室に限っては燃えやすいものが多いですよね。
お客様がたまに?!お化粧室で喫煙をしたとします。
消したつもりのタバコが燃えてしまったとしたら・・
航空機の運航に際してこの’機内火災’が最も恐れられています。
そのため、私達はお客様がお化粧室を出た後必ずといっていいほど、
不信物がないか、喫煙されていないかをチェックしているのです。
それでも、万が一、機内火災が発生したらマニュアルに基づき
適切な消火活動やお客様の誘導が飛行中必要となるわけです。
↓
つまり、機内でのことにはいつもアンテナを張り巡らせ”気づく”ことが大切なわけです。
私はこれらのことでけでなく、同乗のCOCKPIT CREWやCABIN CREW
それぞれのだいたいの性格も早めに”気づく”ことにより、より良い
フライトができると考えております。
そのため、CREWともコミュニケーションをできるだけとるように心がけております。
またFAという仕事は清潔感を保つことも大切です。
これからの季節、体臭が気になりますよね。
お客様に、限られた空間・また時間を快適に過ごしていただくためにもです。
以外にご自分の体臭・口臭に”気づいて”いない方が多いように思われます。
どうぞ、お客様だけのことだけでなくご自分のことに”気づく”こともお忘れなく!
”気づく”ことは日ごろの過ごし方ひとつで養われると思います。
4回にわたり、私なりのFAとしての考えや試験対策などを
書かせていただきましたが、FAという仕事は日ごろどのように
考え過ごしてきたかが、そのままFAひとり一人のお客様への
サービスへとつながります。
どうぞ、未来のFAとしての自分の姿を想像し、どんな接し方・話し方
をしたら相手が気持ちよく過ごしてもらえるか、を考え過ごしてみて下さい。
今日ご搭乗いただいているお客様の要望といいますのは多様化しております。
状況を考え、臨機応変にお客様に合ったサービスをしていくことが
大切だと私は考えております。
どうぞこれからの試験を頑張ってくださいね。
FAを目指している皆様が第1志望の会社に入社できますようお祈りしております
ありがとうございました!